パピヨンは、その名の通り“蝶”のような大きな耳が特徴の小型犬です。見た目は可憐でおとなしく見えますが、実はとても賢く活発で、人と一緒に何かをするのが大好きな犬種。飼いやすさや性格を理解すれば、初心者にもおすすめできる魅力がたっぷり詰まっています。
性格｜甘えん坊で賢く、しつけやすい優等生
パピヨンは社交的で人懐っこく、知能も非常に高い犬種です。飼い主に対する愛情が深く、指示にもよく反応するため、しつけのしやすさには定評があります。
ただし、刺激の少ない生活だと退屈して吠えやすくなる傾向もあるため、適度な運動とコミュニケーションが大切です。
特徴｜“蝶の耳”と呼ばれる優雅な見た目
- 体重：2～4.5kgほど（超小型犬）
- 被毛：長くてサラサラ、ダブルコートではなくシングル
- 毛色：ホワイトをベースに茶・黒・赤などの組み合わせ
- 寿命：12〜16歳とやや長め
最大の特徴は、羽のように広がる大きな立ち耳。耳が垂れているタイプ（ファレーヌ）もいて、こちらはより珍しい印象です。
飼いやすさ｜室内飼いに最適、でも子犬期は注意点も
パピヨンは運動量もそこまで多くなく、室内での遊びや軽い散歩で満足できるタイプです。ただし、骨が細くて繊細なため、特に子犬のうちは落下や踏みつけ事故に注意が必要です。
✅ 飼いやすさのポイント
- トイレトレーニングや基本のしつけが入りやすい
- 抜け毛は比較的少なめ（シングルコート）
- 無駄吠え対策は早めに
向いている飼い主さんのタイプ
- 初心者でも丁寧に接する時間がある人
- 抱っこや甘えられるのが好きな人
- 小さい子どもがいない、静かな家庭
パピヨンは**「一緒にいる時間を楽しむ」タイプの犬**なので、長時間の留守番が多い家庭には不向きです。
注意したい病気と健康管理
- 膝蓋骨脱臼（パテラ）：特に小型犬に多い
- 心疾患（僧帽弁閉鎖不全症など）
- 歯周病：歯が小さいのでケアが大事
定期的な健康診断と、子犬期からのしつけ・予防ケアが長生きのカギです。
まとめ｜可愛さと賢さを兼ね備えた“お利口系アイドル犬”
パピヨンは、その可愛い見た目だけでなく、頭の良さ・順応性・人懐っこさを兼ね備えた“飼いやすい小型犬”の代表格です。しっかり向き合って育てれば、信頼関係がとても深くなるパートナーになります。
「見た目に惹かれて飼ったら、中身にも惚れた」なんて声が多いのも納得の犬種です。
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